糖尿で足を切断した話

糖尿で足切断した顛末とThinkPadの話

幻肢痛

 切ったはずの足が痛くて眠れない日々が続きました。
よりによって前に皮膚科で溜まった膿を出すのに開けた
傷の痛みが、足先が無いのにも関わらず、キリキリと
痛むのです。それも昼間よりも夜、就寝中に・・・・
 包帯を巻かれた断端部を触るとごまかせる場合も
ありましたが、必ず引っ込むものでもなく、いたちごっ
こが続きました。

 看護師さんによると、それは「幻肢痛」というもので
足を切断しても切断面までは神経がきているので、脳が
覚えていて痛みを感じるもののようです。時間が経てば
弱まるそうですが、目先、眠るために先生からお薬を
出してもらいました。

 幻肢痛のような神経障害性疼痛の薬としてよく使わ
れているのが興奮性神経伝達物質の放出を抑制する
プレガバリンという成分の製品名リリカというもので、
飲み続けないと効果がないと説明を受けました。また
眠気、吐き気といった副作用もあるようですが、背に
腹はかえられません。
 薬を出してもらってから10日ほどで幻肢痛はかなり
収まりました。それでも3月24日の夜中に幻肢痛
という記載がありますので、完全に収まった訳では
なかったようです。

 幻肢痛は英語でPhantom Pain(ファントム・ペイン)と
いうそうです。なんか格好いい名称ですね。

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幻肢痛