糖尿で足を切断した話

糖尿で足切断した顛末とThinkPadの話

障害受容の5段階

 介護福祉士の勉強では「障害受容の5段階」という言葉が出てきます。
主に後天的に障害者になった方が現実を認識し前向きに受け入れていく
過程を示したものですが、身をもって体験するとは思いませんでした。

5段階はショック期→否認期→混乱期(悲しみと怒り)→解決への努力期
(適応)→受容(再起)というものです。自分に当てはめてみると・・・

ショック期:現状が理解できない状態の時期
 切断の告知を聞いたとき、なかば諦めの境地、ついに来たか、と。
 まぁ事前に開業医や糖尿病のかかりつけ医から切断するかも、と
 言われていたのも大きいです。あまりショックはありませんでした。
 A型気質は薄い方なので 

否認期:障害を認めず目を逸らす時期
 社会復帰のために早く義足での訓練を、と思ってたので自分個人に
 関しては無かったです。やっちまった事は仕方ない、いかにリカバリ
 するか。リカバリーできるとは思ってはいませんが、生活のために
 少しでもどうにか しないと・・・
  リハビリでも直接的な機能回復訓練には積極的でも、障害を受けた
 ことの代替的な訓練(車イス操作や利き手交換等)には否定的という
 のもある時期だそうですが、選択の余地ありませんから。
  車イスも入院当初は曲がるのにも四苦八苦していましたが、乗り
 慣れれば使いこなせるようになったし。介護の現場で自走できる方が
 取り回しがうまいなぁと感心したものですが、自分の手足の一部に
 なると言うとおおげさかもしれませんが、なんとかなるもんです。

混乱期(悲しみと怒り)
 現状を否認することができず、八つ当たり的に周りに怒りを
 まき散らしたり、悲嘆に暮れる、鬱状態になる、という状態
 ですが、自分的には「文句を言っても何も変わらない」、
 「クヨクヨしても仕方がない」という気持ちの持ち方で、
 パスしました。それでも「悲しみと怒り」じゃなくて「落胆と
 後悔」の気持ちは根っこの部分にずっとあります。

解決への努力期(適応):障害に負けまいと意欲を燃やす時期
 自分的にはスタートはここからです。義足で歩行できて仕事に
就けるようになりたい。とりあえず意向表明。先は厳しそうです・・・

受容期(再起):障害を受容し前向きに捉えられるようになる時期。
 障害を前向きに受け入れて先に進む、というのは、まだそこまで
悟りを開けてません。障害のせいで新しい人生に巡り合えた、と
まではちょっと・・・。目先を乗り切るので精一杯というか・・・

ショック→否認→混乱→解決への努力→受容

同じようなので、キューブラー=ロスという方の「死の受容のプロセス」
というのがあります。無神論者の多い日本ではちょっと判りにくい部分も
ありますが

否認→怒り→取引(神にすがる)→抑うつ→受容

「神も仏も無いもんだ」とまで絶望してないのは「極楽とんぼ」足る
所以でしょうか?

リハビリに頑張っても新型コロナを罹患すれば、基礎疾患の多さから
まぁまずイチコロでしょう。デブは危ないと聞きます。入院前の108kg
から現在81.3kgまで減量しましたが、間に合わないでしょうね・・・。
違う、そうじゃない、と言われそう

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障害受容の5段階